食べログのアルゴリズム変更の影響

8月になり、食べログの順位表示のアルゴリズムの変更があった。

アルゴリズム変更は平等化を図るためと思われる

食べログアルゴリズム

食べログアルゴリズム

今回のアルゴリズム変動は、食べログに有料出店している広告主への平等化の配慮があると考えています。
まず、食べログ内の順位表示順に対するこだわりは多くの店舗で少ない状況でした。
そして、一部の検索順位にこだわる店舗(当社含め)で検索順位を争っているという状況がありました。

平等化はどのようにおこなわれたかと言うと・・・

店舗情報など特定の条件を満たすごとに、グループA、グループB、グループC・・・という具合に食べログ内で検索結果順位をグループで分けています。
そして、各グループ内で定期的にランダムに順位を入れ替えて検索結果を表示するというのが食べログの検索結果表示のアルゴリズムです。

検索結果表示についての具体例

グループA:山田食堂、佐藤居酒屋、伊藤ラーメン
グループB:田中小料理屋、焼き鳥の鈴木、和食の木下
グループC:成田のフレンチ、焼肉の高田、中華料理の原田

検索結果
1位:伊藤ラーメン
2位:山田食堂
3位:佐藤居酒屋

4位:田中小料理屋
5位:和食の木下
6位:焼き鳥の鈴木

7位:中華料理の原田
8位:焼肉の高田
9位:成田のフレンチ

これが従来の検索結果でした。
今回のアルゴリズム変動でグループ分けが以下のように変更になりました。

グループA:山田食堂、佐藤居酒屋、伊藤ラーメン、田中小料理屋、焼き鳥の鈴木
グループB:和食の木下、成田のフレンチ
グループC:焼肉の高田、中華料理の原田

つまり、グループA(上位表示グループ)に入る店舗数が増えたのです。

このことにより、上位表示される機会が7月以前より減ってしまいました。
8月はこの影響を受けて食べログからの集客が減ってしまうのではと懸念していましたが、すでに7月の集客人数を超えていて、先月比35%-40%増で推移しています。

この現象は、現在食べログの上位表示グループの中で当店の評価の点数が他店より高いことが要因と考えられます。

★が付いていない店舗や3未満の店舗へは来店しないというユーザーの意見も多いようなので、そういう面では、3以上の星の評価が付いていることで集客力が維持できていると分析しています。

食べログの今後について

順位を表示するアルゴリズムは非常に不安定に感じます。
サポートセンターに電話をすると担当者ごとに言っている内容が異なっていたりするということと、ランダム表示のはずが同一の店舗が常に上位表示されていたりと不思議な点が多々あります。

おそらく、システムに潜在的な問題を抱えているのだと思いますが、これらが今後是正されていくと思います。
その中で思うこととして、お店に来店してくれるユーザーの使い勝手に配慮した作りが期待されると思います。
そう考えると、口コミが少ない店舗などを上位に表示するのはユーザービリティ的によろしくないように思いますので、この辺りが今後改善されることを望みます。

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